3月15日アカデミーヒルズでバングラデシュのグラミン銀行の創設者、ムハマド・ユヌス博士のセミナーに参加しました。300席があまりにも早く売り切れたそうで、500席まで増席されるくらいの人気...いい席を狙って、開場15分前に六本木ヒルズタワーに到着しました。2列目...プレス席のすぐ後ろ。まわりを見回すと若い人が多いことに嬉しかった...平均年齢が35−6くらいと思います。社会貢献に興味が高まっている感じがしました。
演壇の後ろの扉が開いて、ユヌス博士の姿が見えた時、胸が一杯になって目頭が熱くなりました...平和ノーベル賞の受賞者でもある博士と同じ部屋にいるだけで嬉しくなりました。
ユヌス博士の講演の印象:坦々と話されている、自分が行ってきたことが当たり前、自信満々でありながら控えめな感じ...そこから伝わってくる熱い情熱もありました。内容は「ムハマド・ユヌス自伝」と「貧困のない世界を創る」に書かれたままでしたが、本人の落ち着いた声で話されていることに感動しました。
対談の印象:ユヌス博士は何があっても動じない感じ、すごい安心感を与える。モデレーターの米倉一郎(一橋大学教授)は動きっぱなしでちょっと気になりました。質問はとても良かったので、今のグラミンの状況がよく理解できました。ユヌス博士は静かでありながら、情熱的になってくるとだんだん早口になっていて、同時通訳の方は大変だったと思います。
質問応対の印象:ユヌス博士は何を問われてもすぐに答えられる姿が心地良かった。自分が創り上げてきた組織に対する誇りを持っている感じが伝わってきました。
とにかく47人の女性に合計$27ではじまったマイクロファイナンスとグラミン銀行の組織....素晴らしい以外に言葉はない。今は銀行に加わり、農業、漁業、電話、教育、次々と事業を広げています。バングラデシュで大手会社になっています。私の一番好きな活動は乞食への融資:人間全員に可能性があるという信念を強く感じます。
いつも疑問に思っていたことも一つ明確になりました。グラミン銀行はしっかりと借り手から利子を取っています。普通の銀行よりも高い数字...???と思いません?大発見:銀行は複利、グラミンは単利...なるほど、それだったら納得できます。
ソーシャル・ビジネス(社会起業)に今は力を入れているユヌス博士:給料をもらうために誰かの会社で働くのではなく、自分で好きな仕事をしながら地球の人々のために働く姿が本来の人間の姿だと言っていました。ユヌス博士を聞いていると、本当に一人の力で世の中を変えていけることはできると心身ともに感じました。
最後に出た質問:「博士の夢は何ですか?」...「貧困のない世界を創ること、子供たちが貧困について質問する時、博物館に行って見せる世界になること」
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